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広報/福祉

FROM 2020 新たな挑戦へ向けて


SMスチール、S31254鋼種でアントニー・ゴームリー氏の作品に芸術性を注入


– 韓国・ビグム島の海上に設置される大型彫刻にS31254ステンレス厚板を供給 –



ステンレス厚板および冷延鋼板の専門メーカーである SMスチールは、世界的な彫刻家である アントニー・ゴームリー(Antony Gormley)氏が韓国・全羅南道新安郡の 「アートアイランドプロジェクト」 の一環として制作する大型彫刻作品に、S31254鋼種のステンレス厚板を供給することを発表しました。


同プロジェクトは、韓国の地方人口減少問題に対応するため、島ごとに美術館を設置する「1島1ミュージアム政策」の一環として推進されています。ビグム島の海に設置される今回の作品に、SMスチールが製造する高機能ステンレス素材が採用されることとなりました。


SMスチールは、POSCOの原材料を使用し、同社の群山工場でS31254ステンレス厚板を加工・供給します。同材はスーパーオーステナイト系ステンレス鋼で、耐塩水性・耐摩耗性・耐食性に優れ、加工の難しさが課題ですが、SMスチールは長年蓄積した平坦度処理・表面処理技術により安定供給を実現しています。


この彫刻の作者であるゴームリー氏は、世界中で大型金属彫刻を手がけており、今回の韓国作品も特別な意味を持つと評価されています。彼は本プロジェクトの初期段階に続き、7月13日に再び群山工場を訪問し、POSCOとSMスチールのサポートに対する感謝の意を表し、完成までの協力を要請しました。


供給されるS31254鋼種は、6%以上のモリブデンを含有し、一般的なオーステナイト系ステンレス鋼に見られる粒界腐食や応力腐食割れに対する耐性を高めた素材です。海水冷却設備、石油精製装置、脱硫装置、パルプ漂白設備などの過酷な環境下で広く利用されており、今回の彫刻の設置環境に最適な素材として選定されました。


SMスチールは、POSCOとの協力により200トン以上のS31254厚板を市場に供給しており、特殊鋼事業で短期間に重要な成果を収めたとしています。


SMスチール関係者は「今回のプロジェクトは、POSCOの先進素材技術と当社の加工技術の融合による成果です。今年中に必要な材料をすべて供給する予定であり、来年の作品完成時には、韓国を代表する鉄鋼企業として記憶に残るでしょう」と述べました。


同社の鄭鎮容STS事業部長は、「今回のプロジェクトを通じて、産業と芸術の融合が実現され、韓国の先端素材技術が世界的な芸術作品に貢献した事例となりました。今後はデュプレックス鋼種、耐熱鋼、ニッケル合金などの供給機会も広げ、ノルウェーのNORSOK認証などにも対応して、韓国製造業の競争力強化に貢献していきます」と語りました。





〈写真1〉S31254厚板



〈写真2〉S31254厚板の輸送